司法書士法人　わたなべ法務事務所

2019年10月15日福島地方法務局富岡出張所が東日本大震災及び福島第一原発事故発災から８年７か月ぶりに元の場所に戻って業務を再開させました。

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これに合わせて、弊事務所も双葉郡富岡町に新たに【富岡事務所】を設け

事業を再開することにいたしました。

弊事務所は震災原発事故によって事務所ごと避難を余儀なくされ、

2011年5月いわき市に仮事務所を設け事業を再開させました。

そして、同じくいわき市に避難した多くの人々にご来所いただき、

これまで8年以上長きに亘りご愛顧いただいて参りました。

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今なお多くの人々が故郷に戻れずいわき市に居住していることもあり、帰還できた方々だけでなく帰還できずにいる方々をもこれまでどおり継続して支援していきたいという思いから、【いわき事務所】は現状そのままに、新たに法人化し【富岡事務所】を設け、今後両場所で営業していく運びとなりました。

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法務局富岡出張所管内の町村には今なお許可なく立ち入りできない区域が存在する中、日中、町では多くの人々が行き交い、復興の息吹が芽生えその足音が感じられるような状況になってきました。

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そして、今回の富岡事務所の開設により私共もようやく

スタート地点に立てたような気持ちでおります。

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震災原発事故以来、滞った法律問題、そして新たに発生した法律問題、特殊事情ゆえに抱える複雑な事情がこの地域には存在します。全国に類を見ない特異な状況の地域において、帰還した住民も多くの難題を抱えております。

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このような状況下において、街の法律家として住民に寄り添い、不屈の精神で日々努力を重ね、果敢に問題解決に取り組む決意を固めたところであります。

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そして地域の皆様の希望の灯りとなるよう努めてまいりますので、皆様方にはこれまで同様一層のご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 

2019年10月15日　創業者　渡辺和則